骨盤矯正は、近頃どなたでも知っている程の知名度があります。20年ほど前は、骨盤という名前さえ知らない人が殆んどだたのに。骨盤の事がクローズアップされてきた理由の一つに、骨盤矯正をする事が、腰痛の患者さんに対して、大いにその力を発揮したのが、理由の一つでもあります。
とはいえ、骨盤矯正は万能ではありません。全ての腰痛が解消するわけではありませんし、場合によっては、骨盤の関節の操作は、腰痛を悪化させてしまうことも多く発生しているのが事実です。
骨盤矯正で最も気をつけたい事の一つが、緩んでいる骨盤をなおさら緩めるといった方法を、平気で宣伝している事です。関節は緩んでいるのですから、緩める行為は悪化させるわけです。関節の変形に於いてもそうですが、緩んでいる靭帯をなおさら緩めるといった体操が平気で行われているし、私たちもそれを完全に信じて実行しているのです。
そして、産後の骨盤にいたっては、完全に緩んでいるわけですから、緩んだ靭帯を閉めていくような体操もしくはグッズが重要なわけです。特に『緊張しているから緩めましょう』といったような骨盤矯正でしたら、絶対にお勧めいたしません。理由は上記です。
では、どのようにしたら緊張しているのか、緩んでいるのかを判断できるのしょうか。方法は医療的にはありません。左右差を見比べる方法や触診がありますが、私たちには、その差があまりよく判りません。
では一体どうしたらよいのでしょうか。一部では、『オーリングテスト』等と呼ばれる筋肉反射テストを利用する方法もあるようですが、これも訓練を要しますので、判定できるようになるには、時間が掛かります。従って、緩んだ骨盤を判定する方法は、私たちには通常不可能に近いことになります。
気をつけて骨盤矯正を実行するには、どうしたら。。
1、痛みが出るほど過度の調整は避ける
2、強い運動は避ける
3、ストレッチやヨガでも、痛みを伴うような強い方法は避ける
4、骨盤のみを意識するのではなく、食事等のトータルバランスを意識します
5、その他
などが挙げられます。感情面やウイルス等の感染の問題もありますが、ここでは判りにくくなるのでお話はしていません。簡単な事を気遣うだけで、安全に確実に骨盤矯正が出来るのです。せっかくの骨盤矯正が、無駄にならないようにしてください。