« 2008年03月18日 | Top

最新記事【2008年03月30日】

骨盤は、左右の寛骨(腸骨+恥骨+坐骨)と第5腰椎と仙骨と尾骨で成り立っています。更に仙骨と寛骨は、仙腸関節とよばれる関節にてジョイントしています。左右の寛骨は、前方において恥骨結合を形成し、恥骨結合には軟骨が存在し、弾力性に富んだ結合を確立しています。寛骨の上部は、羽根を開いたような形になっていて、その下部に円筒状の筒がくっついたような形をしていて、この上部と下部の分かれ目を、骨盤の分界線としています。また、第5腰椎と仙骨の境目は、岬角とよばれ、横から見ると、背骨のカーブが急激に変化する部分があります。この分界線と岬角によって、骨盤を大骨盤と小骨盤に分けています。小骨盤の内側は、円筒状になっていますが、丁度、出産時に、この筒の中を胎児が通り抜けます。この部分を骨盤腔と呼んでいます。骨盤の仙腸関節と恥骨結合または、腰椎や仙骨が微妙にバランスを作って、この骨盤腔を拡げ、胎児が通りやすくしているのです。骨盤腔は、上部と下部でその内径が微妙に違います。上部では、左右に長い円であり、下部では、前後に長い円になっています。出産時には、この内径の形状に沿って、胎児は頭を回転させて、産道を通り抜けます。


上半身の体重は、背骨から仙骨へと伝えられ、仙腸関節を介して左右の股関節に伝えられます。2分された体重は、それぞれ膝や足に伝えられ、その体重を支えています。したがって、足の怪我や骨盤の異常は、背骨の土台が傾くことになるのですから、背骨の歪みが生じ兼ねません。その役割はとても重大です。骨盤矯正の重大な意味の一つは、背骨の土台である骨盤を、正常な生理作用に戻すということなのです。 骨盤の解剖.jpgこの絵を見て想像できる様に、骨盤自体は、大きくずれたり、開いたり閉じたりするものではありません。動きは僅かであり、仙腸関節自体も、動きが数ミリと言われています。したがって、その調整は非常に僅かな調整を意味しています。僅かな調整が骨盤矯正を成功させるといっても過言ではなく、その意味でも、骨盤の基礎的な知識は大切です。


仙腸関節については、様々な研究が成されています。しかし、決定的な生理学的お手本は、焦点が絞りきれていません。いくつかのパターンは把握できており、分類することは出来ているようです。また、そのパターンによって、調整も可能になっています。


仙腸関節の関節面は、耳状面(じじょうめん)と呼ばれるように、その形は、耳のような形です。『ソラマメのような形』と言う人もいます。仙骨と腸骨の耳状面は完全に一致しています。そして、僅かながら、その関節面において、滑り運動を可能にしています。


この関節の形状は、人によって非常に差がある関節です。『耳状面』という名前がついてはいますが、長丸状であったり、凸面と凹面が反対だったり、様々です。したがって、動きも人によって大分違います。触診をする事で確かめる以外にはありません。その動きの大きさが正常であるか否かは、筋肉応用反射テストを使えば調べられます。

骨盤の関節.jpg

また、黄色い耳状面の関節の周りには、強固な靭帯が存在しています。腸腰靭帯前仙腸靭帯仙腸靭帯が、それにあたります。これらの靭帯は、仙腸関節を強固に固定して、過可動することを、最大限に防いでいます。年齢と共に関節面は磨り減り、靭帯は緩みます。支えは弱くなり、歪みが大きくなったり、正常な筋肉活動を妨げる事もあります。


また、出産時には、『リラキシン』と呼ばれるホルモンによって、この仙腸関節は緩みます。これは、出産をスムーズに行う上で正常な反応ですが、出産後に、この緩んだ靭帯が正常に戻るのには、時間が掛かります。おそらく数ヶ月かけて戻るものと思われますが、戻ることは、自然の摂理であり、当然のことです。『産後の骨盤矯正』という言葉が流行っていますが、筋肉を引き締めると同時に、この靭帯の回復を念頭に置いて考える事が肝心です。

骨盤矯正.guide 骨盤の生理学

骨盤矯正を成功させるには、骨盤の正しい知識が欠かせません。骨盤の知識なしに行う骨盤矯正では、産後の骨盤矯正やダイエット目的の骨盤矯正も効果は半減です。当サイトは、特に骨盤の知識を、ご提供していますサイトです。

骨盤の解剖.jpg
骨盤は、脊椎の土台になります。この骨盤をおろそかにしていると、全身的な悪い生活習慣が定着してしまいます。骨盤の関節は、非常に動きが小さく、個人差も大きい部位です。正しい知識の元で、骨盤矯正を実行して頂き、更なる健康を獲得していただきたいと思います。更に、中高年の内臓下垂や尿漏れの悩み、高齢者の寝たきり防止のための筋力アップには、必ず骨盤周辺の筋肉の知識が必要になります。大腰筋や腸骨筋や脊柱起立筋や骨盤底筋がそれらに当たります。これらの筋肉を、図を利用して解説していますので、御検索下さいませ。なお、ご利用は、すべて自己責任において、お願いいたします。


その道のプロが、あなたをガイド。All About
「50代からの健康法」
「美しい姿勢・歩き方」掲載サイト

スポンサードリンク
更新履歴